小便小僧のモデルは?

小便小僧の原形はベルギーの首都ブリュッセルのグランプラース(大広場)近くに立っているブロンズ像。
この坊やは、17世紀前半に、ベルギーの彫刻家デュケノアに作られてから今日まで、えんえんと液体を放出しているが、製作の動機には三つの説がある。
@ ブリッセルがスペイン軍に占領されていた頃、その像が立っていた場所に一人の坊やが住んでいた。その坊やがある日窓から、直下に立っていたスペイン軍の歩哨にに同じポーズで液体を注いだからとか。これを知った人々は大喝采し、この英雄的行為を記念して、像を作ったとか。

A 同じくスペイン軍の攻撃の時、一人の幼児が火の中に進み出て、燃え盛る火炎に向かって液体を放出。火災を消したとか…

B この街の有力者の息子が迷子になり、探しあぐねた父親は息子が無事発見されたなら、その発見の瞬間と同じポーズの像を作り、市に寄付する事を誓った。そして、無事発見されたのが、それが例のポーズ。父親は約束どおり、その決定的瞬間を像に作らせた。

また、日本の小便小僧で有名なのは、浜松町駅品川方面行きホームの南端に「鎮座」する小便小僧。
昭和27年の鉄道開通80周年に際し、地元の歯医者さんより寄贈されたらしい。
祭り姿、サンタクロースなど季節の衣装に「衣替え」をする事で有名で、ワールドカップ時には、サッカーワールドカップ日本代表のユニホーム姿をしていた事で有名。

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