なぜスープはすすらないで流し込むべきなのか
レストランで音を立ててスープをすすったり、スバゲッティを日本ソバを食べる要領でツルツルやると、マナーが悪いと白い目で見られてしまう。
しかし、これは西洋人が口で物を吸い込む力が、東洋人に比べて極めて弱い為に出上がった風習である。
肉を食い千切ってきたから、西洋人は骨格上、下顎が突き出てきたという説もあるが。
したがって、イタリア人にスパゲッティをツルツルやれと言っても、土台無理な話し。
だから、西洋人からキスされても、吸収力が強過ぎて、唇が腫れ上がったり、首筋のキスマークが取れなくて困るといった心配する必要は無い。
主な基本的なテーブルマナー
椅子 基本的に着席する時は左側から。ウエイターが椅子を引いてくれるので、椅子の前中央に進み、姿勢を正して腰を降ろす。
手荷物 テーブルの上には手荷物は置かない。自分の背と椅子の間や、椅子の脚元に置く。
ナイフ、フォーク あらかじめテーブルにセットされているナイフ、フォークは、外側から順に使うのが基本ですが、最初から全部の料理分をセットせずに、料理が進むのにしたがってセットされていく場合もある。
ナフキン 食事開始前にナフキンは広げる。唇や指先をふく場合は、端の内側を使う。
中座 ナイフ、フォークを八の字に置いて、ナプキンは椅子の上に。これが席に戻るという印。ナプキンをたたまずにテーブルの上に置くのは、食事が終わりましたという合図
食事時 遠くにある調味料などを取る場合には、無理に手を伸ばさず、ウエイターか品物の近くにいる人に取ってもらう。
物を落としたら 近くにいるウエイターに頼んで取ってもらう。
食べる速度 自分の料理が来たら食べ始め、食べる速度は同席者に合わせる。
離席 ナプキンをざっとたたんで、テーブルの左に置き、主客が立ったら一同左側から離れる。献立表、名刺札は記念なので、なるべく持ちかえる。
主な料理の食べ方
料理 マナー
スープ 音を立ててすするのはマナー違反。
パン パン皿の上から一口大に千切り、バターナイフでバターをつけて食べる。パンくずはちらかさないように。
魚 フォークで頭の部分を押さえ、中骨にそってナイフを入れる。身の内側にナイフを入れ、上身をはがして手前に置き、左から切って食べる。骨をはずし、向こうに置き、下身を食べる。
ステーキ フォークで押さえ、ナイフで左端から一口大に切り、フォークで口に運ぶ。
サラダ 食べるときはフォークだけで良い。サラダは肉料理とともに出てくるが、必ずしも交互に食べる必要はない。
ワイン ワイングラスは脚の部分を持つ。飲む前には口元をナプキンで拭く。グラスに口紅がついたら、人差し指と親指で拭き、手はナプキンで拭く。ワインを注ぐときはグラスを持ち上げない。
デザート ケーキは先端の方から、アイスクリームは器の手前から食べる。アイスクリームはビスケット等がつく場合があるが、これは口の中の冷たさを和らげる為で、アイスクリームを乗せるものではない。
コーヒー 砂糖は一口飲んでから。スプーンはカップのむかう側に置き、取っ手を右にして右手で飲む。
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