結婚式でお色直しするワケは?

何と言っても一番華やかなのは、初々しい花嫁が着る打ち掛けとウェデイングドレス。
ところで、披露宴の途中で行われるお色直し、あれは一体、何の為にするのだろうか? 単に女性の「両方着たい」願望のせいなのだろうか。
お色直しの由来には、どうやら2つあるようだ。
@昔、婚礼衣装が全て白装束だった時代(明治頃までらしい)に、新婦は式後2日間は白い着物で過ごし、3日目から色物の衣服に改めていた、その名残。
A結婚式が大抵、新郎の家で行われていた戦前までは、新婦が持参した花嫁道具の中の衣装を次々に着て、お披露目をした、名残。
いずれにしろ、昔は披露宴もかなり時間をかけていたようだ。そして、お色直しはも新婦が「お嫁に来た」証拠を、列席者に見てもらうための儀式の一つだったと考えられる。
まあ、一生に一度のこと、晴れて花嫁となった女性が色々な衣装を着てみたいという気持ちはわからないでもない。

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