31.【い】 『一言(げん・ごん)以(も)って之(これ)を蔽(おお)う』 (2000/06/19)
『一言以って之を蔽う』
たった一言(ひとこと)で全体の意味を言い尽くす。また、その言葉。
出典:「論語−為政」 「詩三百、一言以蔽之、曰、思無邪」
出典:論語(ろんご) 中国の経書。20編。各編冒頭の文字を取って編名とした。四書の一つ。孔子の言行や弟子・諸侯・隠者との対話を記したもので、孔子の生前から記録され、その没後、門弟によって編纂されたと推定されている。人間の最高の徳として「仁」を措定し、そこに至る道を、礼と楽とを学ぶことに求める。儒教の原初的な理念、また周代の政治、社会情況を窺い知る上でも、最も基本的な資料。日本には応神天皇16年(285)、百済(くだら)から伝来したという。「円珠経」。
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