35. 【い】 『一葉(いちよう)落ちて天下(てんか)の秋(あき)を知る』 (2000/07/17)
『一葉落ちて天下の秋を知る』
桐の葉が一枚落ちるのを見て秋が来たのを知るという意味で、僅(わず)かな現象を見て、その大勢や将来を予知することの喩え。
類:●一花開けて天下の春●A straw shows which way the wind blows.(一本の藁で風の吹く方向がわかる)<「英⇔日」対照・名言ことわざ辞典>
出典:「淮南子−説山訓」 「見一葉落、而知歳之将厦暮」
出典:淮南子(えなんじ) 哲学書。中国前漢、成立年不詳。淮南(わいなん)王の劉安編。現存するもの21巻。諸家の思想・学説を総合的に記したもので、秦代以前の諸思想が総合的に伺える。正式の書名は「淮南鴻烈解」。
作者:淮南子(えなんじ)・劉安(りゅうあん) 古代中国、前漢の学者。前179〜前122。姓は劉、名は安。高祖の孫で、淮南(わいなん)王に封ぜられた。読書を好み、賓客や方術の士を招き、諸家の思想・学説を記述、編集した。
*********
前項へ←→次項へ
目次へ戻る