39.【い】 『一将(いっしょう)功(こう)成(な)りて万骨(ばんこつ)枯(か)る』 (2000/08/14)
『一将功成りて万骨枯る』
一人の将軍が輝かしい功名を立てた陰には、戦場に屍(しかばね)を晒(さら)す多くの兵士の犠牲があった筈である。功名を徒(いたずら)に指導者だけのものとするものではないということ。
類:●The success of one is built on the sacrifice of many.
出典:晩唐の曹松の句「亥歳詩」 「憑君莫話封侯事、一将功成万骨枯」
人物:曹松(そうしょう) 字は夢徴。舒州の人。初め洪州の西山に住み、のちに建州刺史・李頻に頼った。李頻の死後、貧苦になやみ、江南を漂白した。光化四年(901)、歳70を過ぎて漸(ようや)く進士に及第した。校書郎に任ぜられた。「己亥歳」の「一将功成って万骨枯る」の一節は有名。<中国史愛好サイト『枕流亭』>
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