46.【い】 『犬(いぬ)と猿(さる)』 (2000/10/02)
『犬と猿』
犬と猿のようないがみ合う間柄。お互い性分が合わない仲である。
由来:昔、猟師は犬を連れて山に入っていたが、野生の猿とばったり鉢合わせすることも珍しくなかった。当然の如く、阿鼻叫喚の騒ぎとなる。このような様子から言われるようになったものらしい。
類:●犬猿の仲●犬と猫●犬猿の間柄●水と(に)油●氷炭相容れず●They agree like cats and dogs.(《皮肉》 猫と犬のように仲がよい)<「英⇔日」対照・名言ことわざ辞典>
出典:咄本『曽呂利狂歌咄』・狂言『竹生島詣』
出典@:曽呂利狂歌咄(そろりきょうかばなし) 咄本。安楽庵策伝か。寛永年間(1624〜44)か。・・・詳細調査中。
出典A:竹生島詣(ちくぶじままいり)・竹生島参 狂言。各流。無断で休んで竹生島詣(もう)でに行ってきた太郎冠者に主がその様子を尋ねる。太郎冠者は主が洒落(しゃれ)好きなのに乗じ、神前の様子を出まかせの洒落に言い紛(まぎ)らす。
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