75.【え】 『遠交近攻(えんこうきんこう)』 (2001/05/01)
『遠交近攻』
遠方の国と親しくして、近い国を攻め取る外交政策で、中国の戦国時代に范雎(はんしょ)が唱えた。秦(しん)がこれを取り入れた。
故事:「史記−范雎」 もと魏の臣であった范雎が秦王に、秦から遠い齊(せい)や楚とは同盟し、近い韓(かん)・魏・趙などを攻めよとすすめ、秦はこれにより6国を滅ぼしたということから出た言葉。
人物:范雎(はんしょ) 中国、戦国時代秦の宰相。生没年不詳。字は叔。諸国を遊説し、はじめ魏の大夫に仕えたが、異心があると疑われて、秦に逃れ、昭襄王に仕えて遠交近攻の策を献じた。
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