146.【き】 『気(き)は心(こころ)』 (2002/09/17)
『気は心』
1.全部でなく僅(わず)かでも、気が済むようにすれば、気が休まるものだということ。
2.量や額は僅かでも、真心が篭もっていること。誠意の一端を示すこと。
類:●塵を結んでも志●志は髪の筋
★贈物などをする時に用いる<国語大辞典(小学館)>
用例:雑俳・武玉川−九「出代りや三粒降ても気は心」
用例の出典:武玉川(むたまがわ) 俳諧の高点付句集。江戸座俳諧の宗匠、慶紀逸撰。寛延3年(1750)初編を刊行、撰者の死没した宝暦11年(1761)まで15編を続刊した。紀逸没後は二世紀逸が18編まで編んだが、それ以後は絶えた。「柳多留」に多くの影響を与えた。
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