276.【た】 『多岐亡羊(たきぼうよう)』 (2005.03.22)
『多岐亡羊』
1.枝道が多いため逃げた羊を見失うという意味で、学問の道があまりに色々に分かれているため、容易に真理を得難(がた)いこと。
2.転じて、方針があまりに多いために、どれを選んだら良いのか思案に余ること。
類:●岐路亡羊
故事:「列子−説符」「大道以多岐亡羊、学者以多方喪生」 漢の楊子の隣家で羊を逃がし、追いかけたがあまり分かれ道が多くて、その羊を見失った。同様にものを学ぶ者は、根本の理を求めず多方に拘(こだわ)ろうとすると、結局一つも得るところなく終わる。
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