422.【ほ】 『望蜀(ぼうしょく)』
『望蜀』
既に隴(ろう)の国を得ているのにまた蜀の国をも望むという意味から、一つの望みを遂(と)げ、更にその上を望むこと。人の欲望というものは無限で、足ることを知らないこと。
類:●隴を得て蜀を望む●思う事一つ叶えばまた一つ●千石取れば万石羨む
故事:魏の曹操が隴の地を手に入れたとき、「人は満足することを知らないもので、自分も、更に蜀の地を望むものだ」と言った。
出典:「後漢書−岑彭伝」「人苦不知足、既平隴復望蜀」
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