434.【み】 『身(み)から出た錆(さび)』
『身から出た錆』[=出した錆]
自分の行為の報いとてして禍災を蒙(こうむ)る。自分の悪行が元で、結果として自分が苦しむこと。
類:●自業自得●因果応報●天に唾す●仇も情も我が身より出る●錆は鉄より出でて鉄を腐らす
参考:「法句経−第二百四十番」「錆は鉄より生ずれど、その鉄を傷つくるが如く、穢れある人は己の業により悪処に導かれん」
出典:法句経(ほっくぎょう) 原始仏教の経典。パーリ原典は423の詩から成る。釈迦の教えとされる。現実の深い洞察の上に、人間の真実の生き方を平易に説く。中国では、呉の支謙ら訳2巻があり、また、初唐の偽経「仏説法句経」がある。「ダンマパダ」=パーリ語Dhammapada、真理の言葉の意味。
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