455.【も】 『沐猴(もっこう)にして冠(かん・かんむり)す』
『沐猴にして冠す』
猿に冠を被せるという意味で、外見は立派でも内実がそれに伴っていない人物のこと。小人物が相応(ふさわ)しくない立場に在ること。
故事:「史記−項羽本紀」・「十八史略−西漢・高祖」 項羽が、都とするのに適した関中の地を去って故郷に帰りたがったのを、韓生(かんせい)が「猿が衣冠を付けたようなもので、天下を取れる人物ではない」と謗(そし)った。
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