汗っかき

ここの所の猛暑は殺人的だ。出張先でも、夜、外出する気になれず、今日はホテルに早めに戻りゆっくりしている。 私は、夏の暑さは嫌いではないのだが、とにかく汗をかく。 特に湿度に弱く、私の汗は、湿度バロメータになっていて、更に、高感度のプレッシャーバロメータも兼ねているようで、湿度に敏感に反応して、ヘソから上の全身(頭のテッペンまで隈無く)、どばっ、と吹き出す感じで汗が流れるが、これにプレッシャーが加わると、大した気温でなくても大汗をかくので、周囲から心配されたりしてきた。 もし、こんなに汗っかきでなかったら、自分の人生は違っていたはず、と思わされる程、多汗症ゆえに、情けない気持ちにさせられる事が良くある。 40年も前の学生時代の話だが、雨の日のバスでの出来事だった。 クーラーの無いバスの中がムシムシしていて、私はいつも通り汗をかいていた。 流れる汗を気にしながら、たまたま「優先席」の傍に立っていた所、優先席に座っていたご高齢の女性の方に心配され「大丈夫ですか?席をかわりましょうか?」と声を掛けられた。 私は、即座に「汗っかきなだけで大丈夫です。ありがとうございます。」と・・・。 また、ある日は、自動車の免許更新のため、武蔵小金井駅で「府中運転免許試験場」に向かうバスをバス停で待っていたのだが、背中を流れる汗が気になり、バスに乗るのをやめて、自宅に引き返し、Tシャツの下に肌着を来てから、出直した。Tシャツ直接だと肌にTシャツがペッタリ張り付くが、中に1枚着ると、張り付きが無くなるためである。 以来、幾ら暑くても、外出時には、必ず重ね着をするとともに、汗が目立ちにくい色の洋服を選んでいる。(完全なトラウマ。) 病院で相談すると、「汗をかくこと自体は悪いことではないよ。」と言われ、「漢方薬による体質改善」とかを薦められたりするが・・・、明日も、額の汗が目に入って染みそうだ。 小さい頃は、「日本沈没」だけを恐れていたのだが、今では「異常気象」「テロ」「新種の伝染病」や「オヤジ狩り」。恐いものが沢山増えてしまった。(T_T) 映画の見過ぎだよ!で済めばいいが。 (2018.08.27)  

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