−いそ(iso)−
いそいそ 1.心が進み、勇んでいる様子。 用例:和語灯録−二「いそいそとすすむ心もなく」2.嬉しさに心を弾ませて物を行なう様子。 ★「いそ」は「いそぐ(急)」と同根<国語大辞典(小)> 用例の出典:黒谷上人語灯録[和語灯録](くろだにしょうにんごとうろく) 仏教書。了恵編。18巻。元亨元年(1321)。真宗七高僧の第7祖法然上人(1133−1212)の遺文集。
居候(いそうろう) 1.近世の公文書で、同居人であることを示す肩書。2.他人の家に身を寄せ、養って貰っていること。また、その人。 類:●食客●冷や飯食い 例:「叔父の家に居候する」
居候三杯目にはそっと出し(いそうろうさんばいめにはそっとだし) 江戸後期の川柳。居候の身なので、ご飯のお代わりをするときは遠慮がちにする、ということ。居候は全てにおいて遠慮しているということ。時として、少しは遠慮しなさいという意味合いで使う。
急がば回れ(いそがばまわれ)
磯際で船を破る(いそぎわでふねをやぶる) 波打ち際まで来たのに、上陸する一歩手前で船を壊(こわ)してしまうということ。ものごとを達成する直前に失敗して、苦労が無駄になることの喩え。 類:●草履履き際で仕損じる●九仞の功を一箕に虧く
磯の鮑の片思い(いそのあわびのかたおもい) ⇒ 鮑の片思い
磯へも沖へも着かず(いそへもおきへもつかず)[=にも寄らず浪にも着かず] どっちつかずである。中途半端である。