−れん(ren)−
・連歌と盗人は夜が良い(れんがとぬすびとはよるがよい) 連歌を詠むのは静かになった夜が適しており、盗人が仕事をするのも人が寝しずまった夜更けに限るということ。
・連木で腹を切る(れんぎではらをきる) 「連木」は、擂り粉木をいう近畿・中国・四国地方の言葉。擂り粉木で腹を切るなど土台無理なことであることから、不可能なことの喩え。 類:●擂り粉木で芋を盛る
・輦轂の下(れんこくのもと) 天子の車の下の意味から、皇居のある土地。天子のお膝元。 類:●首都●輦下(れんか)
・連鎖反応(れんさはんのう) 1.ある一つの反応が起こったとき、その反応が次の反応を引き起こし、以後外部からのエネルギーの供給なしに繰り返し進行する反応。重合、爆発、原子核分裂などに見られる。2.転じて、一つの事件が原因となって、次々と同種のことが起こって広がること。 類:●芋蔓式
・連山の眉(れんざんのまゆ) 横に長く引いた美しい眉毛のこと。
・連城の璧(れんじょうのたま)[=宝(たから)] 1.秦の昭王が十五の城と交換したいと申し入れた、趙の恵文王の所蔵していた璧。和氏璧(かしのたま)。 類:●卞和(べんか)の璧 出典:「史記−廉頗藺相如列伝」 2.転じて、またとない宝物の喩え。
・連戦連勝(れんせんれんしょう) 戦う度に勝つこと。負けを知らずに勝ち続けること。 類:●百戦百勝 反:■連戦連敗
・廉恥(れんち) 心が潔白・正直で、恥を知る心が強いこと。性行が潔(いさぎよ)く、節義を重んじている。 例:「廉恥心」 反:■破廉恥
・連理の枝(れんりのえだ) 連理となった枝。転じて、夫婦、また、男女が仲睦(むつ)まじい様子。 類:●比翼の鳥●比目(ひもく)の魚 参考:連理(れんり) 一本の木の枝が他の木の枝と相連なって、一本の木のように木目が同じになること。
・連理の契(れんりのちぎり) 男女の間の、極めて親密な、永遠に変わらない契り。
・連理の枕(れんりのまくら) 深い契りを込めて寝ること。
・恋恋(れんれん) 1.恋い慕う情が切ない様子。2.心が惹(ひ)かれる様子。また、思い切りが悪くて、未練がましく、思い切れない様子。 例:「知事の席に恋恋として縋り付く」