−しゆ(た)(siyu4)−
・酒池肉林(しゅちにくりん) 酒で満たされた池と肉がぶら下がった林という意味で、酒や肉が豊富で、贅(ぜい)を窮めた酒宴。 ★殷(いん)の紂王(ちゅうおう)が催した酒宴の喩え。 出典:「史記−殷本紀」「以酒為池、懸肉為林、使男女相逐其門、為長夜之飲」 参考:長夜の飲
・酒池肉林の巷(しゅちにくりんのちまた) 遊郭、娯楽場、飲食店などの並ぶ歓楽街。 類:●紅燈の巷
・手中に収める(しゅちゅうにおさめる)[=握る] 自分のものとする。手に入れる。 例:「勝利を手中に収める」
・手中に落ちる(しゅちゅうにおちる)[=帰する] その人のものとなる。 例:「敵の手中に落ちる」
・出血大サービス(しゅっけつだいさあびす) 自分の身を切っても客に奉仕するということで、損益(そんえき)を覚悟の上で物を売ることの喩え。 ★「出血」は、犠牲をはらうこと。損害をこうむること。欠損すること<国語大辞典(小)>
・出来(しゅったい・しゅつらい) 1.外に現れていなかったものが出て来ること。2.事件・事故が起こること。 用例:平治物語−中 「定めて狼藉(らうぜき)出来せんか」 例:「椿事(ちんじ)が出来した」 3.でき上がること。完成すること。 用例:狂言・仏師「昨日誂(あつら)へて今日出来致すやうな」 例:「増刷、本日出来」 ★「しゅつらい」の転。
・術中に陥る(じゅっちゅうにおちいる)[=嵌(は)まる] 相手の計略に引っ掛かる。 類:●謀略に掛かる
出藍の誉(しゅつらんのほまれ) 弟子が師よりも優れているという評判や名声。 類:●青は藍より出でて藍よりも青し 出典:「荀子−勧学」「青出于藍而青于藍」
・出盧(しゅつろ)
・手套を脱す(しゅとうをだっす) 手套は手袋のこと。今までの見せ掛けを一変して、本来の力を示す。真の手腕を発揮する。類:●奥の手を出す ★旧軍隊などでは普通「てとう」といった<国語大辞典(小)>