55.【い】 『殷鑑(いんかん)遠(とお)からず』 (2000/12/04)
『殷鑑遠からず』
戒めとすべき失敗の前例は、昔の文献に因らなくとも、手近なところにあるものだ。
故事:「詩経−大雅・蕩」「殷鑑不遠、在夏后之世」 殷の紂王(ちゅうおう)が戒めとすべきだった鑑(=手本)は遠い昔にあったのではなく、すぐ前代の夏(か)の桀王(けつおう)が悪政で滅びたことにあったのだという詩の一説から出た語。
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