57.【う】 『牛(うし)に引(ひ)かれて善光寺(ぜんこうじ)参(まい)り』 (2000/12/18)
『牛に引かれて善光寺参り』[=詣(もう)で]
思い掛けないことが縁で、また、自身の発意ではなくて偶然、良い結果に導かれること。
出典:「今昔物語集」
参考:「本朝俚諺−四」「養草に云く、むかし信濃国善光寺近辺に七十にあまる姥ありしが、隣家の牛はなれてさらし置ける布を角に引きかけ、善光寺にかけこみしを姥おひゆき、はじめて霊場なることを知り、たびたび参詣して後世をねがへり。これをうしにひかれて善光寺詣(ぜんこうじまい)りと云ひならはす」
参考の出典:本朝俚諺(ほんちょうりげん) 諺を集めた書。宝暦8年(1758)。・・・詳細調査中。
*********
前項へ←→次項へ
目次へ戻る