103.【か】 『隗(かい)より始(はじ)めよ』 (2001/11/12)
『隗より始めよ』
1.中国戦国時代の郭隗(かいかく)の言葉。「賢者を招きたいならば、まず自分のようなつまらない者をも優遇せよ、そうすればより優れた人材が次々と集まってくるであろう」という意味。
2.転じて、遠大な計画も、まず手近なところから着手せよということ。また、物事はまず言い出した者からやり始めるべきだという意味でも使う。
故事:「戦国策−燕策」 郭隗が燕の昭王に賢者を用いる法を聞かれた時に、「今王誠欲致士、先従隗始、隗且見事、況賢於隗者乎」と答えた。
人名:郭隗(かくかい) 中国、戦国時代。燕(えん)の人。生没年不詳。昭王(在位紀元前311〜前278年)に人材の登用策を問われ、「まず私を登用しなさい(まず隗より始めよ)」と答えたことで有名。
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