104.【か】 『蛙(かえる)の子(こ)は蛙』 (2001/11/19)
『蛙の子は蛙』
何事も子は親に似るものだということ。子は親の進んだ道を歩むものだ。また、凡人の子はやはり凡人だというときにも使う。
類:●瓜の蔓に茄子はならぬ●親が親なら子も子●Like father, like son.(この父にしてこの子あり)<「英⇔日」対照・名言ことわざ辞典>
反:●鳶が鷹を生む
用例:籾井家日記「信長は底意のむごき大悪人に候。信忠の世にさへなり候はばと、かねて存じ暮らしても候が、蛙の子の魚に似て蛙になるを見れば、頼みなし。」
用例の出典:籾井家日記(もみいけにっき) 風土記。籾井五郎右衛門。江戸初期(1600年代)か? 八上城主波多野秀治一家の興亡史で、高城軍記あるいは丹波戦記ともいうべきものである。八上の落城後、波多野の姓を現わすのを憚(はばか)って、家臣籾井五郎右衛門等が高野山中に隠れ、籾井家日記と称して書き残したもの。
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