116.【か】 『鼎(かなえ)の軽重(けいちょう)を問(と)う』 (2002/02/18)
鼎の軽重を問う
1.統治者を軽んじ、これを滅ぼして天下を取ろうとすること。転じて、上位の人の実力を疑って地位を覆(くつがえ)し奪おうとすること。
2.また単に、その人の価値や能力を疑うこと。
故事:「春秋左伝−宣公3年」 周の定王の時、楚の荘王が周室の伝国の宝器である九鼎の大小、軽重を問うた。
出典:春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん) 30巻。「春秋」の解説書。魯国の左丘明(さきゅうめい)の著というが明らかでない。単に「左氏伝」「左伝」とも呼ばれる。春秋の注釈書は3つあり、ほかに「公羊伝」「穀梁(こくりょう)伝」がある。
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