196.【こ】 『壺中(こちゅう)の天地』 (2003/09/01)
『壺中の天地』[=天(てん)・仙(せん)]
1.俗世界とは掛け離れた別天地。2.酒を飲んで俗世間のことを忘れる楽しみ。
類:●壺中の天●一壺(いっこ)の天●壺天●桃源郷●武陵桃源●仙境
故事:「後漢書−方術伝下・費長房」 後漢の費長房が市の役人をしていたとき、店先に壺を掛けて商売をしていた薬売りの老人が、売り終わると壺の中に入ったのを見て、頼んで自分も入れて貰ったところ、立派な建物があり、美酒、嘉肴(かこう)が並んでいたので、一緒に飲んで出てきた。
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