280.【た】 『他山(たざん)の石(いし)』 (2005.04.18)
『他山の石』
自分の石を研(みが)くのに役に立つ他の山の石という意味から転じて、自分の人格を磨(みが)く助けとなる他人の言行。自分にとって戒(いまし)めとなる他人の誤まった言行。
★「自分より劣っている人の言行でも自分の知徳を磨く助けとすることができる」とするとして、自分より優れた人の言行には使えない言葉とされる。が、一方、儒家には、「石」は「賢者」の喩えであるという解釈もある。
類:●人の振り見て我が振り直せ
出典:「詩経−小雅・鶴鳴」「他山之石、可以攻玉」<たざんのいし、もってたまをみがくべし>
*********
前項へ←→次項へ
目次へ戻る