369.【に】 『憎(にく)まれっ子世に憚(はばか)る』
『憎まれっ子世に憚る[=国に〜]・[=はびこる・出(い)ず]』
人から憎まれるような者に限って、世間に出て幅を利(き)かせ、威勢を揮(ふる)うものである。
類:●憎まれっ子国にはびこる●憎がられてまめまめと●Ill weeds grow apace.(雑草はたちまち茂る)<「英⇔日」対照・名言ことわざ辞典>
★「憚る」は、「はばむ(阻)」と同源。後に「はびこる」と混同され、また、「はば(幅)」を活用させたものの意識も生じた<国語大辞典(小)>
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