370.【に】 『錦(にしき)を衣(き)て夜行くが如(ごと)し』
『錦を衣て夜歩くが如し』[=着て〜]
立身しても故郷に帰らないということは、錦を着たのに誰にも見られないのと同じで、甲斐(かい)がないことである。
故事:「漢書−項籍(項羽)伝」「富貴不帰故郷、如衣錦夜行」 楚の項羽が関中を手に入れたとき、韓生(かんせい)が、そこに都すことを勧めたが、項羽は帰郷の心が強く、それを否定して言ったことから出た言葉。
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