485.【ろ】 『隴(ろう)を得て蜀(しょく)を望(のぞ)む』
『隴を得て蜀を望む』
一つの望みを遂げて、更にその上を望むことの喩え。欲望には限りがないことの喩え。
類:●望蜀●千石取れば万石羨む●思う事一つ叶えばまた一つ
故事:「後漢書−岑彭伝」「人苦不知足、既平隴復望蜀」  魏の司馬懿(しばい)が隴の地方を平定し、勝ちに乗じて、蜀を攻め取ろうとしたとき、曹操が後漢の光武帝を例に取って答えた言葉。
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