−こお(koo)−
・古往今来(こおうこんらい) 昔から今に至るまで。 類:●古今
・五黄の寅(ごおうのとら) 九星(きゅうせい)の五黄土星と干支(えと)の寅年が重なる年で、36年置きに来る。また、その年に生まれた人。 俗信:日本では五黄の寅年生まれの人は特に気が強いとされ、女性は嫁に行けぬなどとも言われる。 ★生年が西暦1914・1950・1986・2022の人。 参考:丙午
・小男の腕立て(こおとこのうでたて) たいして力がありそうもない小男が、力争いをしたがること。また、抵抗をしても力が弱くて問題にならないこと。 類:●蟷螂の斧
・小躍り(こおどり) 1.小さく跳ねること。また、跳ねること。2.喜びのあまり躍り上がること。飛び上がらんばかりに喜ぶこと。 類:●雀躍 例:「小躍りして喜ぶ」  ★「こ」は接頭語<国語大辞典(小)>
・氷と炭(こおりとすみ) 両者の性質が正反対なこと。また、両者が甚だしく仲の悪いこと。 類:●墨と雪●水と油●相性が悪い
・氷に座す(こおりにざす) 氷の上に座ると、溶けて水の中に落ち入り易いということ。甚だしく危険な状態、また、その地位が危ういこと。
・氷に鏤む(こおりにちりばむ) 解け易い氷にものを刻むということで、骨を折っても甲斐がないこと。また、本質が良くないものをどんなに飾ったところで、何の益もないこと。
・氷に鏤め水に描く(こおりにちりばめみずにかく) 氷に彫刻を施(ほどこ)してもすぐに溶けて形がなくなり、水に絵を描いても流れて形を留(とど)めない。苦労しても一向に効果のないことの喩え。「鏤む」は彫刻するの意。 類:●脂に画き氷に鏤む●水に絵を描く●行く水に数書く●骨折り損のくたびれ儲け
・氷の魚(こおりのうお・いお) 1.真心を込めて、得難いものを得ること。非常な孝行のこと。2.鮎の稚魚。氷魚(ひお)。 故事:「晋書−王祥伝」など 中国、24孝の一人である晋の王祥が、生魚を欲する継母のために、氷上に裸身を臥したところ氷がとけて鯉が踊り出たという。 
・氷の衣(こおりのころも) 1.氷に覆8おお)われた衣。火に焼けず水に濡れないという。2.氷が張っている様子を、衣服が物を覆い包むのに喩えた言葉。冬の季語。 3.月の光に照らされて白く光る衣を氷に喩えた言葉。また、氷のように透き通った衣。
・氷は水より出でて水より寒し(こおりはみずよりいでてみずよりもさむし) 元のものよりも程度が勝ること。弟子が師よりも勝ること。 類:●青は藍より出でて藍より青し 出典:「荀子−勧学」 
氷を歩む(こおりをあゆむ)[=踏む] 薄くて割れ易い氷の上を歩くという意味で、極めて危険で恐ろしいことの喩え。 類:●薄氷を踏む●氷を歩む●戦戦兢兢(せんせんきょうきょう)●剃刀の刃を渡る●刀の刃を歩む