23.【い】 『石に漱(くちすす)ぎ流れに枕(まくら)す』 (2000/04/17)
『石に漱ぎ流れに枕す』
負け惜しみが強く、自分の誤りに屁理屈を付けて言い逃れる。
類:●漱石枕流●岩に漱ぐ
故事:「世説新語−排調」・「晋書−孫楚伝」 中国、晋の孫楚(そんそ)が「石に枕し流れに漱ぐ」を「石に漱ぎ流れに枕す」と言い誤ったのを、「石に漱ぐ」は歯を磨くため、「流れに枕す」は耳を洗うためだとこじつけて弁解した。
出典:晋書(しんじょ) 中国の正史。130巻。唐の太宗の時、房玄齢(ぼうげんれい)らが詔(みことのり)を奉じて撰んだ。24史の一つ。貞観20年(646)成立。帝紀10・志20・列伝70・載記30巻からなる。宣帝・武帝の2帝紀と陸機(りくき)・王羲之(おうぎし)の2伝は太宗自撰。陸機以下18家の晋史を集め、編修したもの。
★夏目金之助のの筆名「漱石」はここから。序(つい)でに、「流石(さすが)」もここから。
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