165.【く】 『暗(くら)がりから牛(うし)』 (2003/01/27)
『暗がりから牛[を引き出す]』
1.暗いところに、黒い牛がいるのは矢鱈(やたら)に黒いばかりで、何が何やらはっきりしない。ものの区別がはっきり付かないこと。
2.動作が鈍(のろ)くて、はきはきしていない人のこと。 用例:浮・西鶴置土産−5「まことに暗がりから牛を引き出すごとくに、楽寝をおこせど目を覚さず」
類:●闇に烏(からす)●暗闇から牛を引き出す
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