168.【く】 『君子(くんし)は豹変(ひょうへん)する』 (2003/02/17)
『君子は豹変する』
人格者は、過(あやま)ちを改めてから善に移るその移り方が極めてはっきりしている。君子は過ちを直(ただ)ちに改める。君子は時代に応じて自己を変革する。
類:●大人(たいじん)は虎変する●A wise man changes his mind; a fool never.(賢い人の心は変わるが、愚かな人の心は変わらない)<「英⇔日」対照・名言ことわざ辞典>
反:■小人は革面(かくめん)す
★豹の毛は、季節の変わり目に抜け変わり、斑紋が美しくなるところから言われる。
出典:「易経−革卦」「君子豹変、小人革面」
出典:易経(えききょう) 中国五経の一つ。周代。中国の哲学思想の元。文王や周公らの著かといわれるが疑わしい。陽を印、陰を印で示し、それを組み合わせた六十四卦によって自然と人生の変化の道理を説く書。各卦に、暗示的な「卦辞」と、更に「十翼」と称する解説が付いている。「卦辞」は周代の巫(ふ=みこ)の覚え書き、「十翼」は春秋から戦国にかけての諸家の作と考えられている。三易のうち周易のみが現在に伝わる。「周易」、「易」とも。
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