190.【こ】 『紺屋(こうや・こんや)の白袴(しろばかま・しらばかま)』 (2003/07/22)
『紺屋の白袴』
布を紺色に染めるのを仕事とする紺屋が、自分の袴も染めないで、白袴を穿(は)いているということ。
1.他人のためにばかり忙しく、自分のことには手が回らないこと。
2.いつでもできるにも拘(かか)わらず、放置しておくようなことを指摘する言葉。
類:●医者の不養生●髪結いの乱れ髪●坊主の不信心●儒者の不身持ち
★一説に、染色の液を扱いながら、自分のはいている白袴にしみ一つつけないという職人の意気を表したことばであるとする。<国語大辞典(小学館)>
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