212.【し】 『鹿(しか)を逐(お)う者(もの)は山(やま)を見(み)ず』 (2003/12/22)
『鹿を逐う者は山を見ず』[=追う者は〜]
一つのことに熱中すると、他のことを顧(かえり)みる余裕がなくなるということ。
類:●獣を逐う者は目に太山を見ず●鹿を逐う猟師は山を見ず●金を掴む者は人を見ず●木を見て森を見ず
出典:「虚堂録」「逐鹿者不見山、攫金者不見人」
参考: 「淮南子−説林訓」「逐獣者、目不見太山、嗜欲在外、則明所蔽也」
出典:虚堂録(きどうろく) 禅書。虚堂智愚。咸淳5年(1269)。10巻。虚堂和尚の行履、説法を収録したもの。
*********
前項へ←→次項へ
目次へ戻る