353.【な】 『無(な)い袖(そで)は振(ふ)れない』
『無い袖は振れない』[=振れぬ]
実際持っていないものは出しようがない。してやりたいと思っても、力がなくてどうにもならない。
類:●ない袖振って付き合われぬ●ない知恵は出せぬ●Nothing comes of nothing. (無から有は生じない) <「英⇔日」対照・名言ことわざ辞典>
★江戸時代、着物の袖に銭入れを入れていたことによる。ない銭は貸せないということから。
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