352.【と】 『泥棒(どろぼう)を見て縄(なわ)を綯(な)う』
『泥棒を見て縄を綯う』[=捕らえて〜]
1.事件が起こってから慌てて準備をしても間に合わない。時機に遅れては用をなさないことの喩え。
2.準備を怠(おこた)って行きあたりばったりにものごとを行なうこと。
類:●泥縄●盗人を捕らえて縄を綯う●渇に臨みて井を穿つ●難に臨んで兵を鋳る●兎を見て鷹を放つ●喧嘩過ぎての棒乳切り●敵を見て矢を矧(は)ぐ
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