481.【り】 『遼東(りょうとう)の豕(いのこ)』
『遼東の豕』
見聞が狭いため、ごく当たり前のことを、特異なことと思い込んで得意になること。
類:●夜郎自大(やろうじだい)●井の中の蛙
故事:「後漢書−朱浮伝」 「往時遼東有豕、生子白頭、異而献之、行至河東見群豕皆白、懐慙而還、若以子之功論於朝廷、則為遼東豕也」 中国の遼東で白い頭の豚の子が生まれたので、それを天子に献上しようと河東まで来たところ、そこでは白い豚は珍しくなかったので恥じて帰った。
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