給湯器の中和器

寒波による影響で、我が家でも、ちょっとしたトラブルが発生した。
全国で発生している、水道管の破損,断水や、様々な事故等に比べると申し訳ない程度の話だが・・・、「給湯器のトラブル(=お湯が出ない)」は、やはり辛い。

朝方、5時頃、台所で食器洗いをしていたら、突然、給湯器が故障表示してお湯が出なくなった。
使用している給湯器は、ノーリツの「 GT-C2042AWX-MB 」で、故障表示が「 290 」。取扱説明書を見ると、290は「中和器の詰まり」とのことで、処置としては「販売店または、弊社窓口にご連絡ください。」と書いてあった。
朝方なので、多分、どこかが凍ったためだろうとは予想しながらも、お湯を使っている途中なら給湯器は温かいはずなので、おかしいなと思いながら、「中和器」をネット検索してみると、
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中和器のある給湯器はエコジョーズタイプで、エアコンの様に水がチョロチョロ出てくるのですが、酸性を帯びた水でエアコンの様に適当に捨ててはイケナイ水です。給湯機内の炭酸カルシュームで中和をし、下水等に排水します
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とのこと。購入して6年経っているし、ひょっとして丁度「中和器」が交換すべき状態になってしまったのかと思ったが、この寒い時期にタイミングが悪い。

早速、ノーリツの修理窓口に電話したが、中々繋がらない。
雪と寒波による「給湯器」への影響もにわかに増加しているのだろう。

そこで、頼りになるのが、販売店。
電話をして状況を説明したら、「チョロチョロ出る水が凍って、そうなったのではないか。熱過ぎないお湯をかけてみて。」とのこと。
早速、熱めお湯とタオルを準備して、給湯器の様子を見に行ってみた。

写真は撮ってないが、ドレン配管には氷が厚めに張り付いていたので、まずは、ケトルからお湯を流して、張り付いていた氷を融かしたら、管の中から、棒状の氷が落ちてきた。これでOKかと思ったが、まだ「 290 」表示が出てしまうので、更にお湯で熱くしたタオルを何度もドレン配管の上部に巻き付けていたら、細かい氷と一緒に水が管から流れ出てきた。
ヤッター!直った~!!


ドレン管にお湯をかけて、


黄色の部分を温めたら直った~!

最後に、取扱説明書を読んでみた。
「高効率給湯機器のしくみ」という項に「中和器」のことが書いてあった。
従来タイプにはなく、高効率タイプのものにあり、
「二次熱交換器」というところで、従来捨てていた約200℃の燃焼ガスの熱を利用して
水をすることで、効率を上げているが、二次熱交換器で燃焼ガスの熱を回収したとき
燃焼ガスに含まれる水分が結露して、ドレン配管から排出される。(最大100cc/分程度)

この結露水が酸性のため、炭酸カルシュームの入った「中和器」で中和してから排出するのだろう。
また、取扱説明書には、凍結してお湯(水)が出ない場合の処置は書いてあるが、
このチョロチョロ水が凍った場合のことは書いてないようだ。(-_-)

結局、「エコジョーズ」と呼ばれるこの「潜熱回収型ガス給湯器」では、「中和器」というフィルタのようなものの交換が必要になること、更には、この「中和器」から出る「結露水」が凍結して「中和器が詰まる」という形でお湯がでなくなる場合があることを学んだ。
(2018.01.27)

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