活断層マップ

今回の能登半島地震の被害の大きさを見て、気分的に浮かない毎日が続く。
地震の恐ろしさと人間の無力さを思い知らされた訳だが、近年のGPSによる地表面のズレ観測がもっと有効に機能しないのか気になった。

・2023年11月の地殻変動情報
https://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2023-goudou1208.html
のトピックスでは、
》石川県能登地方では、2020年12月頃からこの地域の地震活動とほぼ同期して
》地殻変動が観測されていました。
》2023年5月5日に発生した地震(M6.5、最大震度6強)以降は、
》「M珠洲笹波」で南西方向のわずかな変動及び沈降が観測されていますが、
》最近は鈍化し、M6.5の地震前の傾向に戻りつつあるように見えます。(別紙8)

と書かれていたが、今回はその傾向に反したということなのか、単純に地表のずれを観測しても、地震発生とはリンクしないという事なのか。
近年の技術進歩により、自然災害の被害抑制に向けて、様々な調査と情報公開が行われているが、やはり現実の防災ハードルは遥かに高いのかも・・・。

・活断層図
https://geolib.gsi.go.jp/node/2407

》学校や病院などを新設又は移転する際に、活断層の位置を調べることで
》活断層を避けることができ、》活断層が起こす地表のズレによる被害を
》抑えることができます。

・活断層の正確な位置を知ろう ~ 六日町断層帯とその周辺「栃尾」など8面の活断層図を公開 ~
https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/afm_kouhyou_2022.html
等。

★活断層データベース
https://gbank.gsj.jp/activefault/search

は、
》このデータベースは次の4種類のデータから構成されています。
》 (1)日本全国の活断層(活動セグメント)の分布とそのパラメータ
》 (2)日本の活断層に関係する文献の書誌データ
》 (3)文献から採録された、調査地点ごとの調査結果データ
》 (4) 地下数十キロメートルまでの地下構造データ
》ご近所にどんな活断層があるのか調べたり、自治体や企業の皆さんの
》地震防災計画の基礎資料としたり、地震学・地質学・地震工学などの
》研究の足掛かりにも、使い道は様々です。
というもの。素晴らしい!!

YouTubeの「防災キャスト」というチャンネルなどでも、内陸型地震と海溝型地震の違い等、多くの情報が投稿されていて、ついつい見入ってしまう。

・南海トラフよりも早く発生するかもしれない内陸地震に要警戒!被害が大きくなる可能性があります。

・関東地方で新たな巨大地震の前兆か…異常な地盤変化がつづいている危険な地域とは。

この分野こそ、AIの力を借りて、もっともっと進歩して欲しいところだ。
(2024.01.10)

2024年のスタート!

「あけましておめでとうございます。」と、新しい年を迎えたが、なんと1月1日に「令和6年能登半島地震」という地震が発生してしまった。
地震による死者は100人にも達してしまいそうな感じの大規模災害である。
亡くなられた方々の御冥福を祈ると共に、被害に遭われた方々のことを考えると胸が痛む。

そして、昨日2日、羽田空港で新千歳空港から到着したJALの旅客機が、滑走路で海上保安庁の航空機と衝突し、炎上、海上保安庁機の乗員6人のうち5人が死亡した。海上保安庁機は、能登半島地震の支援に向かおうとしていたという。

「日本沈没」まで起きてしまいそうな嫌な雰囲気で幕を開けてしまった今年、自分はこうやって生きていること自体が幸運だと感謝しながら、一日一日を過ごしたいと思う。

今年もよろしくお願いします。
(2023.01.03)